４月23日に日本プレスセンタービル９階会議室で行われた人工知能研究者の黒川伊保子氏による講演会「コロナ禍に生きる術」に、ご来場いただきありがとうございました。

黒川氏は、コロナ禍で行われているリモートワークについて、ヒトの脳にとって他者の失敗から得られるはずの学びが与えられないなど弊害を指摘。ヒトの脳にはミラーニューロン(鏡の脳細胞)を使って互いを察し合い、互いの発想を広げ合うが、電子空間越しにはこれが難しいと説明。「ことばのコミュニケーション」の獲得が不可欠とし、最終的には何よりも大事なことは「言葉」と訴えて締めくくりました。

今回の講演会も新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、事前申し込み制で定員２０人での形で開催させていただきました。当面、このように参加者を絞った形での開催形式になるかと思いますが、よろしくお願いします。

講演概要は「メディア展望」６月号に掲載する予定です。こちらもぜひ、お読みください。