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2019.02.01

デジタルアーカイブ

『同盟旬報』『同盟時事月報』を全号公開
 同盟通信の配信記事約30万件が検索可能に

同盟通信社が戦前、全国の新聞社に配信した記事を一定期間ごとにまとめた旬刊誌『同盟旬報』と、後継の月刊誌『同盟時事月報』合わせて全225号を2月1日、デジタルアーカイブで公開しました。全体で約2万6000ページ、記事数は約30万件に上ります。

同盟通信は1936年(昭和11年)、それまで国内の二大通信社として競合していた新聞聯合社と電報通信社(現・電通)の通信部門が統合されて誕生。日中戦争、太平洋戦争を経て、敗戦間もない45年10月に自主解散するまで、日本を代表する国際通信社でした。『旬報』は、同盟通信発足翌年の37年7月に発刊。43年に衣替えした『月報』は、45年3月の第225号まで発行されました。

2018年11月1日のアーカイブ開設時に1号から127号を公開しました。今回公開したのは1941年の128号から225号までの『旬報』と『月報』です。戦時下という特殊な環境下のため、戦況に関する記事が多いものの政治、経済、外交、文化、スポーツなどあらゆる分野を網羅しています。当時の通信社記者がリアルタイムで時代を切り取った記事は、歴史だけではなく、当時のジャーナリズム活動を考察する上でも貴重な資料といえるでしょう。

当財団のデジタルアーカイブは登録なしで、どなたでも無料で利用、閲覧できます。開設以来、国内外の多数の歴史研究者、ジャーナリストらに利用されています。追加公開によりさらに多くの方々の研究、調査のお役に立つことを願っています。ぜひご覧ください。

 

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