2023.06.01

メディア展望

『メディア展望』6月号発行のお知らせ

編集長の一言二言(6月号)

■広島での主要7 カ国首脳会議(G7 サミット) の主役は何と言ってもウクライナのゼレンスキー大統領でしょう。ウクライナの悲劇はなお続いているわけですが、慣れとは恐ろしいもので、日本での報道ぶりも一時の過熱が少しずつ冷めてきているような印象がありました。そうした中で、同大統領のG7 サミット登場はインパクトがありました。

今月号に掲載したボーン・上田賞受賞者で朝日新聞の高野裕介記者の講演録を読むと、ウクライナ現地での粘り強い取材ぶりが目に浮かびます。先月号の綿井健陽氏と同じく戦地での報道の在り方を考えさせる内容になっています。

■トップは、時事通信社の樋口卓也氏による講演録「日銀総裁人事を振り返る」です。よく整理されており、今回の日銀総裁人事の内幕がよく分かります。総裁、2人の副総裁はバランスの取れた人事とのこと。

小職は、樋口氏の時事通信入社時のデスクで、懐かしい思いでした。

■ミスが続きました。「諸外国における対日メディア世論調査」の集計ミスは、詳細を弊会HPでご覧いただきたいと思いますが、弁解の余地なく、 おわびして訂正します。 (倉沢章夫としお