2026.11.01
メディア展望
『メディア展望』11月号発行のお知らせ
■巻頭には時事通信国際報道部の平岩貴比古デスクが「日本から見えないプーチン・ロシアの内実」と題して行った講演録を掲載しました。ウクライナ戦争はこう着状態で、停戦交渉は暗礁に乗り上げたままです。ロシア情勢に関しては、西側メディアの希望的観測を排除しないとロシアの内実は見えてきません。プーチン大統領は、モスクワ市民に戦争を感じさせないことに注力。同氏の最大の関心は、今や自分の身の安全だと言われています。一方、停戦交渉を巡りトランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が対立し、暗雲が漂っています。プーチン氏は中間選挙で共和党の苦戦に四苦八苦のトランプ氏の足元を見透かして11月に中国で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の場で習近平国家主席を交えた首脳会談を提案しています。戦争を仕掛けたのはロシアで、イラン戦争では中国がイラン産原油を買うなど陰で支援しているとされています。ウクライナ抜きの三者会談が実現すれば、はしごを外された西側諸国にとっては悪夢の展開で、トランプ氏は民主主義国家の盟主から「悪の枢軸」の一員に名を連ねることになりかねません。
■毎年行っているメディアに関する世論調査結果がまとまりました。新聞の購読率は49.8%と初めて5 割を切り、2008年度の調査開始から38.8㌽低下し、長期低落傾向に歯止めが掛からない状況です。一方、トランプ氏の支離滅裂な外交を反映し、世界への脅威となる国で米国を挙げた人が大幅に増えて中国に次いで2 位となりました。トランプ氏が世界に悪い影響を与えていると答えた人も82.5%に上りました。詳細は今月号に掲載している調査結果の概要をご覧ください。 (一ノ瀬英喜)

